めおとフーリガン工房

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大江戸鬱日記 #005

2009年10月

#00071 北への旅 その3
10/22/2009

 運河と歴史的建造物の街・小樽。札幌から電車で1時間弱。今回は、運河と建物、ガラス細工をメインに。

 立派な建物の小樽駅を出て、運河方面へ。

 あれれ、線路だよ。北海道最古の鉄路「手宮線」跡。

 「日本銀行旧小樽支店」は「金融資料館」に。

 ジャンボ宝くじに当たれば、これが3つ。

 思ったよりも軽かった。買って当たらぬ宝くじ、買わねば当たらぬ宝くじ。

 「旧北海道拓殖銀行小樽支店」はホテル、「旧北海道銀行本店」はワインバーとして姿をとどめていた。「北のウォール街」と呼ばれた往時が偲ばれる。

 運河沿いの倉庫街。

 橋を渡り、倉庫街を歩く。「小樽ビール」の「小樽倉庫 No.1」で喉を潤す。

 かみさん、ビールのグラスを両手にご満悦。「この写真、遺影に使ってよ」。私たちは、まだ45。そう簡単に死ぬ訳にはいかない。

 ここにもガラス細工の店。かつては、ランプ、ブイ(浮き球)などの製造で賑わった。ランプは電気に、ブイはプラスチック製に置き換わる。そして漁業の衰退とともに尻すぼみとなった。

 現在の中心は「北一硝子」。ニシン漁が盛んだったころは、倉庫として使われていた。

 店内には、海まで繋がっていたトロッコのレールがある。これで、ニシンや漁具を運び込んでいた。

 写真の師匠「M」のために、ネックレスを購入。気泡の状態などを相方と検討。「これが良い」と思える作品は一致した。

 彼女の誕生石は「トルコ石」。色は、師匠の好きな青。気に入ってもらえるかな…。

 「メルヘン交差点」の「小樽オルゴール堂」。午後5時を告げる蒸気時計の音にびっくり。

 「倉庫街まで戻って、寿司でも食うか」「そうしよう」。

 ある店の前に人だかりが。何だろう?

 安井顕太さん・畿久子さんの「K's Blowing」。「ここ、行きます」「よろしくお願いします」。

 カギは、手際の良い連係プレー。そして、技。

 筆舌に尽くし難いとは、このことか。

 見る見るうちに花器が完成。誰からともなく拍手と歓声が沸き起こった。

 再び倉庫街。陽は落ちたが、人々は集う。

 ライトアップされた倉庫街を見ながら、「おたる政寿司 ぜん庵」で、エビにリベンジ。お手拭きを手に万全の態勢で挑む。

 札幌に戻るとするか。日銀旧小樽支店の頭上に月。

 ガソリンスタンドの看板には、「小樽名物 旨い寿司・上手い洗車」。なかなか巧い。

 「小樽駅、立派な建物ね」。それもそのはず。駅舎自体が昭和9年誕生の歴史的建造物だった。

 「もう1泊できれば良かったね」「うん、そうね」。

 あすは、最終日。〆は、ビールだろう。


#00070 北への旅 その2
10/06/2009

 5時に起床。目当ては、朝焼け。

 室蘭の工業地帯。

 定刻通りに札幌着。ここでも、乗客のみなさんが記念撮影。機関車は、ディーゼルの重連に変わっていた。

 大通公園へ。「さっぽろオータムフェスト2009」開催中。ラーメンやご当地ハンバーガーの店舗が軒を連ねる。

 さすがに、これは食べられない。

 塩と味噌を注文。相方とラーメンを食べるのは初めてか。

 おなじみの時計台。赤い星は、北海道開拓のシンボル。「サッポロビール」の星は、それを引き継いだもの。

 あいにくの休館日で見学はできず。だが、正午を告げる時の音を聞くことができた。「ビデオ、早く回して!」。最後の3音だけ何とか録音。

 北海道庁旧本庁舎。修学旅行なのか、制服姿の団体が記念撮影。プロのカメラマンさん、ここでフラッシュは必要ないでしょう。

 予想以上の寒さ。服を求めた入った「西武札幌店」、103年の歴史に幕を下ろそうとしていた。

 雨が強くなった。地下街「ポールタウン」の一軒の喫茶店に飛び込む。「珈琲焙煎工房 美鈴」という老舗だった。

 最終日に予定していた土産購入を済ませ、「A」と24年ぶりの再会を果たすべく、待ち合わせ場所へ。

 彼女から声をかけられた。長かった髪は、ショートに。でも、目元は当時のままだった。

 海産物の美味しい店で、とお願いしておいた。彼女のチョイスは「炙屋すすきの別庭」。

 「すすきの、実は久しぶりなの」。

 とにかく、ボタンエビを食べまくった。で、頭のところのトゲでケガをした。

 「絆創膏、ありませんか?」。

 お店の偉い方だろうか、血相を変えて飛んできた。「大丈夫ですか? 申し訳ありません」。

 いろいろと難癖をつける悪い客がいるからこその丁寧な対応なのかな。接客業は大変だ。

 ホームステイ時代の寄せ書きを持っていった。「Disco で一緒に踊りたかったわん! See you next century!」と書かれていた。

 ディスコの名前は、確か「Peppermint Elephant」。盛り上がってくると、店内にサイレンが鳴り響き、ビキニ姿のチャンネエがキャット・ウォークに姿を現す。

 彼女は、これらのことを覚えていなかった。

 「お互い、年を取ったね」。

 本当に、「next century」での再会となった。

 同じグループ内で結婚した「N」は、出張で欠席。会社の倒産・転職など苦労もあったが、彼らは2人の子宝に恵まれた。

 「連絡先わかってたら、もっと早く会えたのにね」「ほんと、そう」。

 楽しい時は、速く過ぎていく。お別れの時間になってしまった。店先で記念撮影。「写真、送るよ」「ありがとう」。

 ホームステイのグループ、実は増発組だった。人生の縁とは不思議なもの。

 先日、引率してくれた当時のリーダーに電話したところ、「あなたたちのグループがいちばん印象に残った」と言っていた。

 そのリーダーは、私の American sister。いろいろと手を尽くして、現在の連絡先を突き止めた。来春、彼女たちに会うためにアメリカへ渡る。


#00069 北への旅 その1
10/02/2009

 鉄道ファンならずとも一度は憧れる寝台特急「カシオペア」での旅。相方とは久々の長旅だ。

 2009年9月27日16時20分、上野駅発。ホームは、記念撮影の乗客で溢れ返る。

 目的は、2つ。体調不良のため、去年のJリーグ優勝の瞬間を見逃した札幌の散策と、学生時代のホームステイ先での友人との、24年ぶりの再会。

 車内はトイレ、洗面台、テレビ付き。GPS で、どこを走っているのかも表示してくれる。テレビは BS 2チャンネルと、有線放送。スリッパは紙製。

 沿線には、「カシオペア」の姿を狙って三脚で待ち構えるカメラマンもいた。

 シャワーは予約制。ブースの占有時間は30分。お湯の出る時間は6分。残り1分を切ると、カウントダウンが始まる。そして、6分きっちりで、お湯は止まった。

 老若男女の旅の思い出が綴られている。新婚旅行で乗った方も多かった。

 たまには、アイスクリーム。濃厚で美味。かみさんは、「サッポロクラシック」をガブ飲み。

 乗客にしか手に入れられないカシオペア携帯ストラップ。自分たちの分と、大切な友人のために買い求めた。

 外は、真っ暗。

 BGM は「Yellow Magic Orchestra」の「Solid State Survivor」。高校生の時に、2人ともハマった。部屋にあったクッションを太鼓代わりにして、スティックで叩きまくる。なぜ、旅先にスティックを持ってきているんだ?

 「作詞家のクリス・モズデルって、どんな人なんだろう」「実際に存在する人なのかな?」。

 記念にスパークリング・ワインで乾杯。



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